都城市・三股町の皆様こんにちは!
今年の4月からたでいけ至福の園で理学療法士として働かせて頂いています堀田と申します。
今回は、「転倒の要因」について少し話していきたいと思います!
「自宅で転倒してしまって骨折してしまった。」
「外出している時に段差でつまづいてしまい転倒した。」
「こけないように注意してても、転んでしまう…」
よく聞く言葉ではないでしょうか。。。 高齢者の方々が「転倒」しまうことによって要介護状態になってしまうことは多くあり、利用者様本人や、そのご家族様も転んでしまうということに対して、凄く心配しておられる事が多いと感じています。
“ではなぜ、転倒してしまうのでしょうか?”
転倒の要因としては大きく内的要因(自身の能力)と外的要因(外の環境)に分けられます。
まず初めに高齢者の転倒に対する内的要因(自身の能力)についてです。
高齢者の方々の転倒に関する内的な要因を簡単にまとめてみましたのでご覧ください!
・筋力が低下している
・薬の影響
・抑うつ状態
・バランス障害がある
・認知障害がある…
など、この図にもあるように本当に様々な要因があり、決して足の力が弱ってきただけが転倒の要因ではありません。
次に外的要因(外の環境)についてです。
こちらも以下の図にまとめてみたのでご覧ください。
階段や浴室、玄関などの適切な位置に手すりが設置されているか?
また、床材が滑りやすい素材ではないか?
など、外的要因に関してもたくさんの要因があります。
転倒が起きる時というのは、上記で述べた”内的な要因”と”外的な要因”。
この2つの関係性が破綻した時、人は転倒してしまいます。
転倒しないように、リハビリテーションをおこなっていくのですが、実際生活する中で転倒の可能性を0にするということは不可能だと私自身考えています。
それでも転倒するリスクを限りなく減らしていく事は可能ですし、できる限り減らしていくことが重要です。
ではどうリスクを減らしていけばいいか?
たでいけ至福の園には、理学療法士や作業療法士、さらに言語聴覚士、管理栄養士などの上記で示した転倒の要因に対してアプローチできる専門職が揃っています。
理学療法士による、弱ってしまっている筋肉に対しての筋力トレーニング。
作業療法士による注意障害に対する認知機能面に対してのリハビリテーション。
言語聴覚士・管理栄養士による筋肉をつけるためには必須である栄養に関する指導。
また、たでいけ至福の園には住環境コーディネーターと呼ばれる自宅の環境について的確な評価を行えるセラピストもいます。
もし身近に「最近転倒してしまった。」「転んではないけど、心配…」等々ありましたら是非お気軽に相談していただけると幸いです。