三股町・都城市のみなさんこんにちは。
デイサービスセンターたでいけ至福の園「あゆみ」の主任をしています、作業療法士の中山玲奈です。
本日はアクティビティ・ケアについてお話していきます。
皆さん『アクティビティ』という言葉一度は耳にしたことがあるかと思います。混在しやすいレクリエーションをとの違いは、レクリエーション(recreation)が日々生きる幸せや楽しみを感じ、変化のある生活を繰り返していくのに対し、アクティビティ・ケアでは芸術活動や遊びを通し生活を再創造する・変化ある生活繰り返すことを実現するための手法のことを指します。(下記参照)また、生活するうえで必ず必要な『身体の栄養』に対し、わくわくする・いい意味で血が騒ぐような『心の栄養』を提供するのもアクティビティ・ケアの特徴です。
アクティビティ・ケアを勉強していく中で、当たり前のように言われている 『利用者様を知る・理解する』ということのがいかに重要か改めて感じています。
『心が動けば体が動く』という部分があり、意欲面・モチベーション面での改善が認められれば身体機能の維持・改善が図りやすくなるということです。心が動く(意欲・モチベーション面での改善)ことは明確な目標に繋がります。達成に向けて家族やリハビリ職が関わり、達成すると充実感や満足感から次の意欲へとサイクルしていきます。
しかし、私自身でもやる気を出すことは難しく、なかなか重い腰があがらないことばかりです。そこで利用者様の口からこれまでのエピソードを語っていただくことができるかがカギとなります。
私たちは利用者様それぞれの疾患を理解した上で、しっかりとコミュニケーションをとり、利用者様のエピソードを紐解いていきながら意欲のヒントを探していきます。孫はどうしているかなぁ・味噌汁を作ってあげたい・またカラオケで仲間と歌が歌えたらな、一人一人意欲のヒントは様々です。○○したいだけでなく、○○してあげたいという気持ち、役に立つことで自信を獲得することも少なくありません。
私はよく、「意味ある作業」「その方を尊重する」という言葉を使います。アクティビティ・ケアという一つの手法を介して理想とする作業療法を行い、利用者様に還元していきたいと考えています。
※アクティビティ・ケア:芸術活動や遊び活動、さらには生活文化の諸種の活動を通して高齢者の心に栄養を与えその人らしい生き方を支え、生活を活性化させるケアの手法