何歳になってもやるべきことがある事の大切さ

2022年11月19日(土)

皆様こんにちは!!

至福の園のリハビリテーション部のブログ担当をさせていただいてる堀田です!

普段デイサービスにおいて機能訓練指導員として利用者様の機能訓練や、地域での介護予防事業などをさせていただく中で、最近凄く大事だなと思うことがあります。

それは、「何歳になっても役割・居場所があるから身体の能力は維持される」ということです。

突然ですがこんな話があります。

「平均寿命が今よりも低い時代も、80歳くらいまで生きている人は確かにいた。」

それはどんな人かと言うと大きな役割を持った人で例えば長老さんとかです。

役割がある。必要とされている。

だから、それに合わせて体や心も維持されるということです。

認知症についても同じような話があります。

「認知症は、脳の進化」という説を唱えている人がいます。

役割が失われていくなどして、社会に必要とされていない感覚は、とても孤独で寂しいものですよね。

そういった寂しさやつらさを忘れ、生きていくために必要なものだけを残すように、脳が加齢に伴って省エネになっていく。

そんな説です。

あくまでも一つの説ですが、今デイサービスで高齢者の方々と多く関わっている私は少し納得してしまう所がありました。

何十年ぶりに筆を握る


少し前のお話しですがデイサービスであった嬉しいお話を。

A様は加齢に伴い外出頻度が減りその結果、筋力が落ちてしまい転倒のリスクが高くなりデイサービスを利用開始となった方です。

施設のスタッフがA様と色々お話をしていく中でA様から「昔は書道教室の先生とかもやっていたんです。」とお話しがありました。

たでいけ至福の園では2ヶ月に1回程度外部講師をお招きして、利用者の方々と一緒に書道を行うという活動を行っていました。

これはチャンス。

担当の作業療法士と外部講師の先生が事前に打ち合わせを行い、先生側で参加していただくことに。

A様に伝えると、「もう何十年も筆は握ってないし、大丈夫かな。」 心配したご様子でしたが、ここはスタッフが少し強引に進めました。笑

いざ当日。

A様はとても熱心に。

そしてとても楽しそうに。

書道を楽しんでおられました。

活動後は、「次の活動までに、見本を家で書いてくるね。」

と次回に向けてやる気が溢れており、自宅での活動量が増えたり、デイサービスに以前よりも積極的に参加されるようになりました。

至福の園のリハビリテーションでは「運動」だけではなく、「居場所(役割)」も凄く大切にしています。

利用者様一人一人の人生に向き合い、何か強みを引き出し、居場所(役割)を生み出す。

たでいけ至福の園のリハビリテーションはここを徹底的に突き詰めていきます。

もしたでいけ至福の園でお力添えできることがありましたら全力でさせていただきますので是非お気軽にご相談してください。

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