一人一人の生活スタイルに合わせたリハビリを!

2024年8月14日(水)

 三股町・都城市の皆様!こんにちは。

 たでいけ至福の園で、リハビリの副室長をしている理学療法士の澁谷です。

 さて、皆様!プライベートではどのようにお過ごしですか?

 友達とワイワイ過ごされる方、本を読んだり1人でゆっくり過ごされたりする方などそれぞれだと思います。

 たでいけ至福の園に入居されている利用者様も今までの生活スタイルや性格、趣味などはもちろん様々で、集団でのにぎやかな生活を好まれる方やお一人で過ごす時間を好まれる方がいらっしゃいます。ホームでは職員同士でお一人おひとりの情報を共有し、その方が過ごしやすい環境で生活できるような支援を心がけています。

 その中でも今回は「自分らしく」リハビリを頑張っておられるT様についてご紹介したいと思います。

 T様は集団の中で過ごすことをあまり好まず、お部屋で過ごすことが多い方です。そのため、あまり活動的ではなかったのですが、そんな中でも、T様が望まれる生活スタイルを尊重しながら、個別のリハビリはしっかりと進めてきました。

 集団での活動をあまり好まず部屋から出る機会が少ないこともありますが、病気による体の動きづらさや、血圧の低下・眩暈などで、ベッドから「起きる」こと自体にも消極的になっておられたT様に様々なアプローチを仕掛け、目標をもっていただきました。ご本人と一緒に一つ一つの問題に向き合い、解決していくことで、「家に帰りたい」という明確な目標とそれを実現するためのプロセスを前向きに考えることができ、リハビリにも意欲的になり、少しずつ起きる時間が増えてきました。

 今まで、リクライニング車椅子で過ごしていましたが、標準型の車椅子を使って一人で移動する機会も増えてきました。

 その他、座っていること自体がきついこともあったはずなのに、今では椅子に座ってTVを見ることもあります。

 このようにご本人が意欲的に頑張られ、少しでもできることが増えると私もとても嬉しく刺激をいただいています。

 これからもお一人おひとりにとことん寄り添い、「自分らしい」生活を送る手助けができるよう全力でサポートしていきたいと思います。

 たでいけ至福の園では、本人様の「自分らしく」という視点を忘れずにサービスを提供できるよう努めていきます。訪問看護リハビリなどで行うマンツーマンでのリハビリだけでなく、多職種で連携を取りながら日常生活を通してリハビリを取り入れ自分でできることを増やすことで、「自分らしい生活」につなげられるよう寄り添っていきます。

 ご家族様の介護でお困りの方・リハビリの事で何かお悩みがある方は、いつでもご相談ください。

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