ここ2年程、コロナウィルスの影響で世界中で閉鎖的な生活を強いられてきました。たでいけ至福の園も例外なく、あれこれ工夫をしてはきたものの、利用者様もご家族と会いない日々が続き、寂しい期間を過ごされてきたことと思います。
感染被害が落ち着いている今、少しでも利用者様がご家族と過ごす時間を…との職員の提案で、今回もご家族のご協力のもと、入居されているU様がご自宅へ外出することができました!
「ご自宅に帰ってみましょうか」と言うと目を見開いて大きくうなずかれたU様。首元には奥様を中心にご家族で選ばれたというストールを巻いて、懐かしい匂いがする我が家へ。
ご家族総出で出迎えてくださいました。
いつもは寡黙なU様も声を出してお孫さんのお名前を呼んだり、涙ぐんだり…そんなU様を見て職員も感動で目頭が熱くなります。
ジャズがお好きでおしゃれなU様がよくかぶっていたというハンチング帽もお孫様の希望でかぶっていただきました。とてもよくお似合いです!
ご家族も「懐かしい」「お父さんはこうだったね」と皆さんとても喜ばれていました。
奥様とのツーショットはU様も嬉しそう♪
あっという間に時間が過ぎ、帰りの車に乗ると名残惜しそうに窓を叩くU様。ご家族の皆さんも見えなくなるまで見送ってくださいました。
ご家族の皆様との温かい再会に立ち会えてU様だけでなく、私たち職員もとても素敵な時間を過ごすことができました。懐かしいご自宅でご家族と過ごす時間はやはり特別なものだと再認識しました。
自粛ムードもなかなか完全になくなるわけではないでしょうが、これからも利用者様やそのご家族が少しでも楽しく過ごせるよう、私たちも努力してまいります。