都城市・三股町の皆さんこんにちは たでいけ至福の園の作業療法士の竹中です。
作業療法士として、利用者の皆様をより楽しませて笑顔や意欲を引き出すためにアクティビティインストラクターという資格も保持しています。
日々、利用者様の心を動かすために様々な遊びや方法を用いてコミュニケーションをとっていますが、そんな中でも本日は ワタシシルベ(※1)についてご紹介したいと思います。
取り組み目的の1つである「今まで知っている大切な人のことをまた新しく知ったような気持ちにさせてくれる」という部分にとても惹かれ、活動に取り入れるようになりました。
フラッシュカードを用いて、グループの利用者様に質問を投げかけることから始まります。
『あなたの名前の由来は?』
A様:よくある名前だけどね私の名前は歴史好きの親がつけたの。徳川家康の文字が入っているのよ。姉にも豊臣秀吉の文字が入っててね‥‥。
B様:なんでこの名前になったのかわからないけど好きよ。
今は気にしてないけど、若い頃は周りの友人のように最後に「子」のつく名前が羨ましかったわね〜。
『初めてのお給料は何に使いましたか?』
C様:結婚して子供が大きくなってからパートに出るようになってね、その時お金をもらったのが初めてね。お子様ランチを食べさせたのを覚えてるわ、兄弟で喜んでいてね〜 今となっちゃ大きいおじさんやけどね笑。
D様:おふくろにあげたら、喜んでた、もっとあげたらよかったなあ。
などなど、質問一つでも、たくさんのエピソードが出てきてとても賑やか。そこから様々な話に波及して、懐かしい思い出話に花が咲き、皆様の笑顔を見られるアクティビティになっています。
このように、自分の人生を振り返り、これまでのことを思い出そうする機会を作ることで、認知機能刺激することで脳機能活性にも効果的ではないかと考えています。
今後もアクティビティインストラクターとして、ワタシシルベをはじめとする様々なツールを用いて利用者様の心の栄養をお届けしたいです。
当施設でのさまざまな活動は、Instagramや facebookなどのSNSを通して発信しております。
ぜひご覧いただけると嬉しいです。
作業療法士 竹中玲奈
(※1)一般社団法人日本ゆいごん協会 『ワタシシルベ』