三股町、都城市の皆様こんにちは。
たでいけ至福の園で言語聴覚士として勤務しています田中と申します。
言語聴覚士(以下、ST)とは「ことばや飲み込みのリハビリを中心としている専門職」です!
ご存知の方も多いかと思いますが、たでいけ至福の園では「口からおいしく食べる事」のサポートに力を入れております。たでいけ至福の園の持ち味は多職種で“食べる”に携わっていることです。
普段私は『口腔栄養科』という部署に属していて、管理栄養士や栄養士、調理師さん方と一緒に利用者様や社員へ「おいしい食事の提供」にも力を入れています✨
たでいけ至福の園では、管理栄養士や栄養士、調理師が厨房内にとどまらず、実際に利用者様のお食事のお手伝いや食レク(利用者様と一緒にお料理をするレクレーション)など介護の現場に実際に足を運び多方面からおいしい食事の提供をしていくため日々活躍しています!!
そんな口腔栄養科の実際の活動について今回はお話しさせていただきます✨
たでいけ至福の園の厨房内には元パティシエさんがいたり、飲食店経験者がいたり、病院の栄養科で経験を培った仲間がいたり、教員経験のある仲間がいたりと経験豊かな仲間たちが日々料理に腕を振るっています。
ところで、皆様はたでいけ至福の園HP内にあります“本日のメニュー”をご覧になったことはありますか?まだ見たこのない方は是非ご覧ください!!
口腔栄養科で調理され盛り付けられたお料理の写真をつづらせていただいており、ありがたいことに利用者様からも「おいしいよ」と評判をいただいております。
時には利用者様が厨房まで足を運んでくださり、お料理の感想を伝えに来て下さることもあり私たちの活力になっております!
当施設の社長が、たでいけ至福の園創設時より、とても大切にしている「食」ですが、ここで作られたものが、利用者様や社員のお口に運ばれ、その食事が日々の活力になっていると考えると、心も体も満たされるようなお食事を提供できるよう、もっともっと食事のクオリティも上げていきたいと感じていたところです。そんな中、スキルアップのための研修会希望の声がスタッフより挙がり、つい先日、『おいしい食事の魅せ方・盛り付け方』をテーマに研修会を開催しました。
講師は、以前プロの料理人の元でアシスタント等をした経験がある永山口腔栄養科科長と至福だよりやSNSなど当施設広報担当として活躍されている南園カメラマンです!
・おいしく見える料理の共通点 色・角度・食材の盛り方・器・カラトリーetc…
・視覚情報がどれだけ私たちの食欲に影響しているのか
・調理工程における自然できれいな色の引き出し方
などなど盛りだくさんの内容で明日から活かせる内容ばかりでした!
私も飲み込みに問題をきたした方へのリハビリに入らせていただく際、口に運ぶ前の段階のアプローチはとても大切に考えています。
STの視点からも食べたい意欲を引き出すために活かしたいという情報を沢山吸収できました✨
見るだけで、「わぁ、おいしそう!幸せ~!」と思えるようなお食事の提供や企画を今後も行っていけたらと思っております。
たでいけ至福の園の取り組みの中に、口腔栄養科から生まれた企画『味覚レク』というものがあります。『味覚レク』とは普段、経管栄養で過ごされている方へ、お口から味わう楽しみを持っていただくため、利用者様の嗜好に合わせたスイーツをお出ししています。
とっても美味しそうですよね♪
そんな『味覚レク』や経口摂取を練習を経て、3食経口摂取になった利用者様についてのエピソードを次のテーマでは書かせていただきます!!
スタッフもびっくりするような回復を経て、ベッド上での時間が多かった生活から今では歩行訓練で屋外を歩けるようになるまで元気になられたお方のお話です。
おたのしみに♪