認知症があっても前向きに楽しく生活するために。

2022年3月1日(火)

三股町、都城市のみなさんこんにちは。

たでいけ至福の園デイサービス「あゆみ」の主任の作業療法士の中山玲奈です。

デイサービス「あゆみ」では認知症の方々に対し様々な取り組みを実施しています。

今回はその取り組みの紹介と、取り組みを実施している際に私が心掛けていることを少しお話しさせていただきたいと思います。

当施設では認知症へのアプローチとして、農福連携を通し自立支援や心身機能安定、対人交流を目的とする‘農福リハビリ’を実施しています。

「農福リハビリ…?」

何をするのかというと…!

利用者様と一緒に畑を耕すところから始めて、その後は種を植え…

この作業は俺に任せろ!
種まきは私に任せて!

水やりや手入れを行って…

そして収穫まで…!!

「大きな大根が取れた!!」

一から利用者様と一緒に野菜を作っていきます!!

一から一緒に全部の作業をするので、もちろん鉈(なた)とかくわも使って手入れとかもしてもらいます。

「鉈なんか使って何かあったらどうするんですか。」

こう思う方も少なくないかもしれません。

でも、実際のところ危なくないんです。

なぜかというと認知症が進んでも手続き記憶(同じような経験の繰り返しにより獲得される記憶)は消えないからです。

よっぽど、施設にいる若いスタッフに渡す方が危ないです。

また、リハビリとか運動とかに抵抗がある人とかにも農福リハビリの効果は抜群です!

例えば、利用者の方に少し外に散歩に行きましょう!!と言うと、「寒いからな〜、今日はやめとくわ。」などとと言われます…

でも、「畑の作業一緒に手伝ってくれませんか?」と言うと、みんな「しょうがねえな。しょうがないわね〜」と言って一緒に来てくれます。

こんなに素敵な笑顔で来てくれます。

認知症の方々は本当に関わり方次第で出来ることがたくさんあります。

その方のしたいこと、得意なこと、出来ることを最大限に引き出し、役割を担っていただく。

そして成功体験や達成感を感じていただき、前向きに楽しく生活していただく。

“認知症があっても前向きに楽しく生活する”

一人でも多くの方が前向きに楽しく生活できるようこれからもあゆみでは様々な活動を行っていきます。

今回は農福リハビリについてご紹介させていただきましたが、他にもあゆみでは様々な活動を行っています。

デイサービスの体験等も随時受け付けておりますのでぜひお気軽にお問い合わせください。

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