都城市、三股町にお住まいの皆様こんにちは。
たでいけ至福の園 理学療法士の中田です。
前回は日常生活動作の中での、息苦しくなる動作や、息苦しくならないための動作の工夫をご紹介しました。
今回は、日常生活動作を行っていく中での呼吸法やパニックコントロールをご紹介します。
口すぼめ呼吸を聞いたことがありますか?
口すぼめ呼吸は図のように
①口を閉じて鼻から息を吸う
②口をすぼめて息を長く吐く
ことです。
口すぼめ呼吸を行うことで、
・気道内圧上昇による気道虚脱の防止
・呼気時間の延長(機能的残気量の減少)
・1回換気量の増加
・呼吸筋疲労の改善
・呼吸困難の軽減
を図ることが出来ます。
このように、口すぼめ呼吸を意識しながら動作を行うことで、動作時の呼吸困難を軽減することが出来ます。
また、動作時に呼吸困難感が生じたときには、机に枕を置き伏せる姿勢をとったり、膝に手をついたり、背もたれにもたれるなどパニックコントロールを行います。
呼吸と動作を上手に合わせながら生活していくことで、体力の維持・向上を図り、呼吸困難感なく生活していくことが出来ます。
至福の園においては、訪問看護リハビリにて、セラピスト(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)が自宅での生活動作指導を行ったり、リハビリを行ったりしています。自宅での生活でお困りの方はいつでも、お気軽にお問い合わせください。