三股町・都城市の皆様こんにちは。たでいけ至福の園とくらしの保健室 手と手で理学療法士をしています久高です。
以前、三股町の社会福祉協議会が主催する講演会に講師として参加させていただく機会がありました。
今回のブログでは、そこでも講演のテーマになった【フレイル】についてお話しさせていただきます。
最近、「疲れやすい」「動くのが遅くなった」と感じたことはないでしょうか?
年のせいだとあきらめがちですがそれはもしかしたらフレイルのサインかもしれません。
フレイルとは、わかりやすく言えば「加齢により心身機能が衰えた状態」の事で、健康な状態と日常生活で介助が必要な要介護状態の中間を意味します。
例を挙げると、自分で歩くことは出来る(杖や歩行器など使用を含む)が、入浴の際は介助が必要な場合など、要介護状態で支援を必要とする程ではなくても生活するうえで不調や不便を感じている状態です。多くの方は、フレイルを経て要介護状態へ進むと考えられていますが、高齢者においては特にフレイルが発症しやすいことがわかっています。
フレイルには以下の種類があります。
ではここで、ご自身がフレイル状態になっていないか確認をしてみましょう!
下の5つの項目に、当てはまる数を数えてみてください。
① 体重を減らそうとしていないのに、減ってきている
②最近疲れやすいと感じる
③ 歩く速さが遅くなった
④握力が弱くなってきた
⑤外出をしたり、身体を動かすことが減ってきた
これら5つの項目で、3個以上当てはまった方はすでにフレイル状態にある可能性があります。
1~2個ではフレイルの前段階のプレフレイルの状態かもしれません。
でも不安にならなくても大丈夫です!フレイルは適切な予防・対策を行えば改善が可能です。
私は、運動機能が低下した状態(ロコモティブシンドローム)の予防や改善を目的とした運動指導を行うためのロコモコーディネーターという資格を取得しており、利用者様にもリハビリの中でそういった運動を実施しています。

次回のブログではご自身で出来る改善方法についてもお話させていただきますので、次回の更新もぜひご覧くださいね。
フレイルに関してより詳しく聞きたい思われた方や現在の自分の体の状態が気になる方はお気軽にたでいけ至福の園までご連絡ください。 電話番号0986-58-7600