利用者様一人ひとりの役割を大切に

2020年12月1日(火)

都城市、三股町の皆さんこんにちは。

たでいけ至福の園で理学療法士をしております外山です。

今日は「利用者様に役割を持っていただくことの大切さ」についてお話ししたいと思います。

施設に入れば、必要なケアはスタッフがやってくれる。これはもちろんそのとおりです。しかし、何もかもスタッフがやってくれ、自分は何もしなくてもいい。それで利用者様は本当に幸せでしょうか?

どんな人でも、どんなハンディキャップがあろうとも、人はその人なりの役割があることで、生きる力が湧いてくるとたでいけ至福の園は考えています。そのために、たでいけ至福の園では、利用者様のADL(日常生活動作)のレベルを知ることはもちろん、これまでの人生を知り、背景を知り、その方の興味・関心をじっくり調査した上で、その方に合った役割を設定させていただき、リハビリに活かしています。

まずはこちらの利用者F様は毎朝、デイサービス開始前に玄関前へ歩いて向かい、玄関から入ってにある正面ロビーで飼っているメダカのエサやりを日課にされています。

F様は以前は、体調を崩され歩くこともままならない状態の時もありましたが、このエサやりがきっかけになったのか、現在は運動や活動にも大変積極的で一日、一日お元気になられています。メダカのエサやりという「役割」を持つことが生活の一部となる事で、今では自立歩行も安定されてきています。表情も入所当初から比べると格段ににこやかになっておられ、毎朝のエサやりの光景は職員一同が癒される時間となっています。

比較的自立度の高い(要支援1~要介護2)方々を対象としたグループ「あゆみ」では、より生活に即した役割を持っていただくことを目標としています。

この写真は、施設内の中庭に洗濯物干し場で、洗濯物を干す動作訓練をしていただいている様子です。

施設で洗濯されたシーツなどを利用者様へお願いし、天気の良い日は干して頂くようにしています。ご自宅に帰れば、洗濯物干しは当たり前のようにやらなければならない作業の一つです。ご自宅でも継続して日常生活動作が出来るよう、また自宅復帰を考えておられる方も帰ってから困らないよう、おしゃべりしながら楽しくされています。

皆さん、手つきも慣れておられ職員が手直すこともほとんどありません。

干す動作は肩関節の可動域訓練や手指の巧緻性、立ちながらのバランス感覚や腕のリーチ動作訓練にも繋がります。

最後に紹介するのは、この車いすを押す男性利用者T様。車いすに乗っておられるのは奥様です。T様ご夫婦はいつもお互いを思いやっておられる素敵なご夫婦です。普段歩行器を使って何とか歩行できていたご主人様がリハビリの目標に挙げたのは、「妻の車いすを押して二人で散歩したい」というステキな目標。

我々もその思いを支えなくては・・・と、日々リハビリに取り組まれた結果、ご覧の通り、見事奥様の車いすを押され、ツーショット♡♡

リハビリにあたっては、目標がどれほど大事なのか、こちらが勉強させていただきました。

たでいけ至福の園では、単なるリハビリではなく、さりげなく利用者様に役割を持っていただくことにつながるような、楽しくやりがいのある訓練にできるよう、介護やリハビリなどの様々な職種が連携しながら取り組んでいます。

← トップページに戻る