「至福ケア会議」って??

2021年2月26日(金)

三股町、都城市の皆さんこんにちは。

たでいけ至福の園で理学療法士をしております外山です。

 今回は、たでいけ至福の園で定期的に実施している利用者様お一人おひとりについてのケア会議についてご紹介したいと思います。

たでいけ至福の園では日々変化する利用者様の状況を確認し、作られたケアプランがしっかり実行されているか、そして利用者様は至福の園のサービスに満足されているかを検証し(モニタリング)、その後のアセスメント(課題分析)をしっかり行うことを非常に重要視しています。

アセスメント(課題分析)とは利用者の有する日常生活上の能力や利用者が既に提供を受けている指定居宅サービスや介護者の状況等の、利用者を取り巻く環境等の評価を通じて、利用者が生活の質を維持・向上させていく上で生じている問題点を明らかにし、利用者が自立した日常生活を営むことができるように支援する上で、解決すべき課題を把握することです。

私たちは定期的に施設内の多職種が集まり、「至福ケア会議」というケア会議を開催し、

「利用者様のサービス計画書に沿ってしっかり支援が行われているか?」

「利用者様ごとに設定されている目標の到達度はどうなのか?」

「利用者様が施設やご自宅でより幸せに・快適に生活していただけるよう、さらに我々にできることはないか?」

など積極的な話し合いを実施しています。

その一例として今回、至福ケア会議の中で、担当介護職員から「居室のポータブルトイレの位置がベッドから離れすぎているのではないか」という検討内容がありました。介護職員・セラピストですぐに居室を確認し、ご本人様立ち合いのもと評価を行い配置変更する事になりました。

改善前はベッド横に椅子を配置していましたが、夜間はポータブルトイレと椅子の配置を入れ替えることにしました。その結果、ご本人様から「夜間のトイレが楽になり使い易くなった」との声をいただきました。

居室・改修前写真

居室・改修後写真

このような細かい「気づき」をしっかり改善に生かし、利用者様の安心・安全のために、今後も、自分たちに何ができるか、日々の利用者様の観察やコミュニケーションを忘れず、些細な事でもくみ取れるよう、ステップアップしていかなければならないと改めて感じました。

← トップページに戻る